デジタルカウンター装着と、Dバンドの調整を追い込んでもらいました。
それと困ってましたアンテナは分配器でALA330Sを分配。
では、調整メモです(HHLA氏作成)
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自宅で設置して30分さわれば別物のラジオに変わっているのがわかるでしょう?
デジタル表示になったことで周波数ずれが(それも0.1kHz表示)が気にはなり
ますが、それだけではなくてあちこち微妙にいじってあります。
前回からの宿題だったRFゲインの可変抵抗を10kΩBカーブ→Cカーブへ、また
AFゲインの可変抵抗もよく見れば500kΩのBカーブだったのでAカーブのものへ
変更しました。RFゲインのスイッチは本来マーカーのON/OFFのためつけられて
いたものですので省略(デジタル表示にしたため不要:もっともスイッチ付きの
ものが入手できない)。つまみの回転とゲイン増減が自然な感じに戻りました。
ダイアル糸も張り替えてあります。ぎしぎしした感じがなくなりスムーズに回る
ようになったでしょ。
回路的にはRF AMPからMIXを少し変更しています。一度には全部書けないので
今回はRF AMPの球の話を送ります(前にも少し送ったけど)。
前回V1を6BZ6→6DC6に変更しました。そのままです。
いろいろと調べてみまたが9R-59DのRF AMPに6DC6を使っているのはかなりの
少数派のようでなかなかコメントが見つかりません。2chの「コリンズ受信機を
語ろう」板で
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1970年代でしたか当時、私はトリオ9R-59Dのトップを6BA6から東芝の6BZ6
に替えて 感度上がったと喜ぶレベルでしたからOMさんたちが話題にしている
6DC6なんぞ 理解できず、最近上京したおりに秋葉で購入したそれをNRD-2に
差し替えて楽しんでいる所です。
(東芝の6BZ6オーバーAGC オーバーコンプレッション?の問題点)
微弱信号のS/N比が悪い。すべての局が低音気味のソフトな音に変調され高音
が出にくい。 中波DXに使うとバンド中にローカル局が聞こえる。
(6DC6のよい点)
強い局、弱い局とも素直にAGCがかかり、グリッド電圧プレート電流曲線が
完全な一直線、で長い。 へんなコンプレッションがかからずサラサラした
自然な音。混変調にも強い。
70年代にOMさんが話題にされていたこの件を私は2000年ごろようやく確認で
きました。
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との発言をみつけました。NRD-2での使用例ですが、1週間9R-59DSをじっくり
と使い込んでみて確かに6BZ6はゲインはあるものの中波帯のローカル局では受信
音が歪んだり多少お化けが出たりしするのに対して、6DC6ではお化けの発生はな
く、またローカル局をフルゲインで受けても歪まずにクリアーに受信できます。
6DC6はコリンズが高周波増幅に好んで使っていた球ですが、以下にコリンズの
R-390AのRF AMPに6DC6が採用されたいきさつが記載されています。
http://www.r-390a.net/faq-collins-cost.pdf
当時いろいろな5極管をテストした結果、ノイズ、ゲイン、相互変調歪、AGC特性
の点で最終的に6BZ6と6DC6が残り、AGC特性の点で少し優れていた6DC6を採用
したとのこと。
59DSのRF AMPの球を6BZ6以外にも6GM6、6EW6で試してみましたが、6DC6
が一番いい感触でした。
今回は4種類の真空管の図です。
トラッキングの話や結合コンデンサー、IF特性(図だけ今回添付)などまた別メール
で送ります。
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13年1月30日更新
関連記事は「wコールがききたくて」
http://ala1530s.blogspot.jp/
です
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